

「竹野郡芋野郷婇部古与曾赤春米五斗」
竹野郡芋野のお役人古与曾さんが、赤春米五斗を納めたと書かれています。
「芋野」は、丹後王国「食のみやこ」がある京丹後市弥栄町の集落のひとつです。
そこでは、1300年以上経った今も、地元の方々が赤米づくりを継承されています。
赤米や古代米は食べる文化遺産といえるのかもしれませんね。
日本海に囲まれた丹後半島は、豊饒の地。
豊かな海と山とひとびとが、古来より美味しい食材を育んでいます。
そもそもお米づくりのルーツも丹後にあるといわれています。
伝説によると、初めて米づくりをしたのは豊受大神(とようけおおかみ)(※1)だと言われています。
また、その場所は丹後王国から車でわずか10分たらずの峰山町二箇にある
「月の輪田」だと語り継がれています。
まさに、食と文化が密接につながっている場所が丹後なのです。
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そして、幸福を引き寄せる丹の国、丹後は、長寿の国でもあります。
人口6万人弱ですが、10万人あたりの100歳以上の方が全国平均2.5倍です。(2013.9.1現在)
ギネスブック世界最高齢木村次郎右衛門さんは116歳まで、丹後町でお元気に暮らしておられました。
豊かな食材や加工方法を生かして、京丹後市では長寿御膳や長寿弁当を企画開発されています。
そういえば、海の老人と書く海老も縁起をかついで、お祝い事には欠かせない食材ですね。
伊勢では、毎年、伊勢えびの初物を伊勢神宮に奉納するというならわしがあると聞きます。
神さまも喜んで召し上がっておられることでしょう。
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元伊勢の丹後で、丹の色の器に、丹後の食と文化のクロスロードを演出し、
皆さまの長寿と幸福を心から願う一品などをご用意し、皆様のご来園をお待ちしております。
(※1)豊受大神(とようけおおかみ)とは?こちら
「竹野郡芋野郷婇部古与曾赤春米五斗」注) 竹野郡芋野郷:(現在の京丹後市弥栄町芋野)のお役人古与曾氏が赤米5斗を平城京に納めた。
